事業会社で予算と実績の差を説明したり、資金繰りの見通しを経営陣に示したりしてきた経験は、会計事務所の顧問先担当でも活かせます。新しく学ぶのは、社外の立場から複数の会社の事情を聞き取ること、そして月次から決算・申告までの流れと税務の論点です。
社内と社外では、数字を支える仕事はどう変わるか
社内の財務や管理会計では、事業の背景や社内の事情をある程度知ったうえで数字を見られます。会計事務所の顧問先担当は、社外の担当者として、会社ごとに背景を聞き取るところから始まります。
当事務所(NOMERA会計事務所)の顧問先は、IT・広告・ECなどの会社が中心で、売上1億円前後の会社や創業期の会社が多くあります。社内で数字を支えてきた経験は、顧問先の経営者や担当者の立場を理解するうえでも役立ちます。
予実や資金繰りの経験が活きる場面
たとえば、月次の数字で売上と費用の見込みに差が出たとき、その差がどこから来ているかを整理し、次に確かめることを経営者と決める場面です。予算と実績の差を説明してきた経験は、こうした会話で活かせます。
資金繰りも同じです。たとえば、この先の入金と支払いの予定を確かめ、手元の資金が少なくなりそうな月があれば、次に確認することを経営者と整理します。資金の見通しを示してきた経験は、この場面で活かせます。
当事務所の月次面談では、AIが集計と一次チェックで数字を整理し、担当者が内容を確かめたうえで経営者と話します。新しいのは、顧問先から届いた資料と帳簿の締めの状況をもとに、他社の数字を確かめてから話す点です。
新しく覚えることと、入社後の始め方
この比較で示した聞き取りと期限の管理に加えて、月次から決算・申告までの流れと、税務の論点を事務所内で確認する手順を覚えます。
仕訳・決算・申告のすべてを一人で作れることは、応募や面談を始める条件にしていません。どこまで作成実務を担うかは、これまでの経験と担当する業務に応じてご相談します。
顧客との面談が初めての方は、代表の面談への同席から始めます。それ以外の方は、会計実務・面談の経験と担当してきた範囲を伺って、始める段階を決めます。
応募の条件と、最初の連絡
数字を使った相談・提案の経験で応募する場合、会計事務所での勤務経験は問いません。職種名や所属ではなく、数字を使って聞き取り・説明・提案・その後の対応まで担った経験を伺います。選考では、たとえば次のような点をお聞きします。
- 誰から、どんな事情を聞き取ってきたか
- 誰に、どんな数字を説明してきたか(経営陣、事業部、金融機関など)
- 説明の後、提案や対応までどう関わったか
- 決算・申告の作業に、どこまで自分で関わったか
事業会社での経理の経験は、会計事務所で法人の決算・申告を担当した経験とは分けて伺います。相談や提案よりも会計処理を中心に働きたい方は、その希望でも応募できます。面談の担当へ移ることは、全員に求めていません。
給与は月給30万〜50万円で、担える役割と経験をもとに決めます。月給には固定残業手当20時間分を含み、20時間を超えた分は全額を別途支給します。顧客との面談に加え、新規相談への提案・レビュー・育成などを担える方は、年収700〜800万円も含めて、経験と役割に応じて個別に検討します。
勤務は週2日出社・週3日リモートが基本で、入社直後の2週間は週4日出社、その後は2週間ごとに見直します。税理士資格は問いません。
最初のご連絡では、これまでの経験の概要(おおまかで構いません)、希望する業務、転職の希望時期(未定でも構いません)をお知らせください。この段階で書類の準備は要りません。選考の前に仕事内容や働き方の話を聞きたい方は、その希望もあわせてお書きください。




