決算や申告の実務経験があれば、顧客との面談が未経験でも、顧問先担当を目指して転職することはできます。大切なのは「研修があるか」よりも、最初にどこまで任され、迷ったときに誰に確認でき、何ができたら次に進むのかを確かめることです。
会計実務の経験を、面談にどうつなげるか
月次や決算を担当してきた方は、面談の土台になる力をすでに持っていることが多くあります。
- 数字の変化に気づき、原因を仮説として持てる
- 申告に必要な事実や資料が分かる
- 処理の根拠を説明できる
面談で新しく求められるのは、これらを経営者に分かる言葉で伝えること、事業の事情を聞き取ること、その場で答えられない質問を持ち帰って回答することです。
同席から主担当まで、何ができたら進むか
当事務所(NOMERA会計事務所)では、顧客対応を3つの段階で広げます。面談がこれからの方は、1の同席から始めます。
| 段階 | 任せること | 次に進む目安 |
|---|---|---|
| 1 同席から始める | 近況の聞き取り、面談の記録 | 相談の内容、分かった事実、確認すること、次の行動を整理できる |
| 2 一部を担当する | 決めた話題の聞き取り、確認済みの数字の説明、宿題の整理 | 追加の質問ができ、迷う点を相談し、確認・回答まで終えられる |
| 3 主担当になる | 準備から面談、社内での確認、回答、次回への引継ぎまで | 一連の対応が安定し、難しい論点や期限の問題を早めに相談できる |
どの段階に進むかは、在籍期間ではなく、実際の面談メモや回答を一緒に確かめて判断します。
答えられない質問を、確認して回答する支援
面談に慣れないうちは、その場で答えられない質問が出てくるのが自然です。当事務所では、分からないことを抱え込まず、事実と見立てを分けて早めに確認・相談することを大切にしています。
- 面談の前に、顧問先の概要と面談の目的を共有します
- 一部を担当する段階では、任せる範囲を事前に決め、代表が同席して補います
- 面談の後は、同じ面談メモを見ながら、次に直す点をお伝えします
主担当になった後も、判断が必要な論点は事務所内で確認してから回答します。初めての論点や難しい相談には、事前の確認や同席を加えます。
担当範囲と、初期の出社を確かめて応募を考える
勤務は通常、週2日出社・週3日リモートです。入社直後の2週間は、これまでの経験にかかわらず週4日出社で、その後は2週間ごとに見直します。
会計処理を中心に働きたい方は、面談の担当へ移ることを前提にしていません。面談に取り組みたいのか、処理や確認を深めたいのかを、応募の際にお知らせください。
会計実務の経験で応募される場合は、会計事務所・税理士事務所で法人の決算・申告をご自身で担当した経験をお持ちの方が対象です。面談の経験は問いません。




