保険営業の経験を会計事務所で活かせるかは、「何を売ってきたか」よりも「どんな数字を使い、何を聞き取り、どう説明してきたか」で決まります。法人の決算書を見た相談でも、個人の家計の相談でも、数字をもとに提案してきた経験は、顧問先担当の仕事と重なる部分があります。
ただし、会計事務所で顧問先を担当するには、会計・税務を新しく学ぶ必要があります。当事務所(NOMERA会計事務所)の例で、保険営業の経験との接点と始め方を見ていきます。
保険営業の何を続け、何を広げたいか
転職を考えるときは、続けたいことと広げたいことを分けて整理すると、選ぶ仕事がはっきりします。
- 続けたいこと:人の話を聞き、状況を整理して説明すること
- 広げたいこと:保障の相談に限らず、会社の数字全体から相談に乗ること
会計事務所の顧問先担当は、毎月の数字を見ながら同じ会社と関わる仕事です。中心にあるのは、数字の確認と、経営者との対話です。
前職の相談と、新しく必要になること
前職でどんな相談を担当してきたかによって、活かせることと新しく学ぶことは変わります。
| 前職の相談 | 活かせること | 新しく必要になること |
|---|---|---|
| 法人向けの相談 | 決算書を見ながら経営者の話を聞き、資金や保障の考え方を説明した経験 | 月次の仕訳から決算・申告までの流れ、税務の論点 |
| 個人・家計の相談 | 収入と支出、将来の予定を聞き取り、数字で整理して説明した経験 | 法人の会計の仕組み(売上・経費・利益と、手元の資金の違いなど) |
どちらの経験でも応募できます。扱ってきた数字や相談の中身は人によって異なるため、面接では、扱ってきた数字と、自分で説明・提案した範囲を具体的に伺います。
入社後に学ぶことと、同席からの始め方
当事務所では、保険や金融機関で相談経験のある方には、代表の面談への同席から始めてもらいます。同席し、近況の聞き取りや面談の記録から担い、確認・回答までを一緒に進めながら、任せる範囲を広げます。
当事務所が募集している顧問先担当の主な仕事は、月次の数字の確認、経営者との面談、資料のご依頼と期限の管理、事務所内で確認したうえでの回答です。仕訳・決算は、余力に応じて身につけていきます。保険の知識は、経営者のお金の相談を聞くときに役立つ経験の一つです。
給与・担当業務・出社の条件を比べる
| 項目 | 当事務所の条件 |
|---|---|
| 職種 | 税務会計スタッフ(顧問先担当)・正社員 |
| 給与 | 月給30万〜50万円。固定残業手当20時間分を含み、20時間を超えた分は全額を別途支給します。担える役割と経験をもとに決めます |
| 出社 | 通常は週2日出社・週3日リモート。入社直後の2週間は週4日出社で、その後は2週間ごとに見直します |
| 資格 | 税理士資格は問いません。日商簿記は2級程度を推奨(応募の条件ではありません)。3級をお持ちでない方には、入社後の取得をお願いしています |
前職の給与は参考として伺い、ご希望とすり合わせます。前職の収入をそのまま引き継ぐことを約束するものではありません。
最初のご連絡は、経験の概要(おおまかで構いません)、希望する業務、転職の希望時期(未定でも構いません)で十分です。書類の準備は要りません。選考の前に仕事内容や働き方の話を聞きたい方は、その希望もあわせてお書きください。
入社後の仕事や応募の方法は、採用ページにまとめています。




